人生初の成人式出席
人生初の入院生活を終え退院した翌日が、息子の成人式の日だった。
今年の成人の日は次の日の1月9日だが、県外に就職したり進学したりした新成人の事を考えて、1日早いこの日が成人式になったようだ。
病み上がりでもあり、「玄関先で見送って終わり」のつもりだったが、嫁からの情報で「親の席もあるし、見に行く親もいるらしい」と聞き、雨が降る中を道後温泉近くの会場まで歩いて行く。(松山市の場合は、中学校の校区単位で成人式が開かれている)
ちなみに、私の成人式はハッピーマンデーで成人の日が1月の第2月曜日になる前で1月15日にあったはずだが、大学の後期試験の真っ最中で、大阪から帰省すると進級が危ない状態でもあり出席しなかった。当時は、そんな大学生が(今よりは)多かったと思う。
そのため、成人式と言う行事を見るのは人生初の経験になる。「人生初の入院生活」を終えた次の日に「人生初の成人式」って言うのも、なんかあべこべの順番だと思うが、事実だから仕方ない。
会場には約200人程度の新成人と数十人の親と町内会長や公民館の会長さんなどの来賓でごった返していた。晴れ着の女の子はやっぱり華やかだ。
式は出席者みんなが真面目に座っていて、厳かに進んでいった。
前日に髪を切った息子も、お行儀良く座っていた。
そんな中、壇上に普通に座っていた着ぐるみが気になっていたが、実はこれは中学時代の先生で、当時からこういう事を時々やっていたらしい。
その着ぐるみの先生のスピーチは、最初にピコ太郎で踊った後に、
着ぐるみを脱いで、
「帽子も脱ぎます」とカツラを取るという、二重三重にオチを用意した見事なもので、久しぶりに大笑いさせてもらった。
ちなみに、同級生だった楽天ゴールデンイーグルスの安楽投手も出席していて、当時仲良かった息子も楽しそうに話していた。
それ以外にも、久しぶりに会った父母もいたり、知り合いの親子の写真を撮ったり、思っていた以上に面白いイベントだった。